松島の夕日 |
////// 常磐津「松島」概略
本名題(本当の題名、外題ともいう)は
「岸漣漪常磐松島(きしの さざなみ ときわの まつしま)」と、いうようです。
※声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第4編 常磐津集(明治42年)より
踊り説明記事は水木歌惣と水木歌惣事務局の共作になります。コメントは水木歌惣、本文は水木歌惣事務局・上月まことが書いています。コピーや配布には許諾を得ていただくよう、お願いします。Copyright ©2018 KOUDUKI Makoto All Rights Reserved. |
明治17年(1884年)7月、
分裂していた常磐津家元・文字太夫家と、
三味線方・岸澤家の和解に際して作曲され、
売れっ子だった河竹黙阿弥に作詞を依頼した、
和解記念の作品だったとのこと。
作曲は7世小文字太夫(常磐津林中)と6世岸澤式佐、
記念作品の題材に東北の名所が選ばれたのは、
7世小文字太夫が東北の盛岡出身だったからです。
作詞の「河竹黙阿弥」と言えば「三人吉三」など有名な白波ものの作者、
その独特のいなせな七五調で知られます。
常磐津「松島」においてもそのカッコいい七五調は存分に発揮されており、
常磐津家元と三味線方の和解を、
下記の文言(もんごん)で寿(ことほ)いでいると言われます。
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げにげに亀と鶴崎(つるさき)に
松が浦島 竹の浦
岸の漣漪(さざなみ)うち寄りて
昔へ還る常磐津の
松の栄えぞ 目出度(めでた)けれ
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すてきですよね。
ご覧あれ、ぜひ!
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会場 iichiko総合文化センター(大分市高砂町2-33)※エリア 出会いの場
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