2018年10月27日土曜日

「雨の四季」という踊り





「雨の四季」という長唄は、
銀座生まれの生粋(きっすい)の江戸っ子であり、
国文学者であった池田弥三郎氏(1914-1982年、慶応大学教授)が作詞し、長唄東音会創始者である山田抄太郎氏(1899-1970年、人間国宝)が作曲した、昭和42年(1967年)発表の、比較的新しい作品です。

全体に尋常小学唱歌「四季の雨」(大正3年、1914年)を想起させる内容になっており、春夏秋冬、それぞれの雨の情景をどこか懐かしい江戸の風物とともに描いています。

新作とは思えないほど瑞々(みずみず)しい内容で、たいへん人気のある曲・演目です。




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////// 春
音もなく 降るとも見えぬ春雨の 酔いを勧(すす)むる時の興
  もやのような春雨のなか、飴売の香具師が活き活きと口上を語っています。

////// 夏
山王や神田明神 南北の江戸を鎮めの夏祭り
  山王祭と神田明神の夏祭りに、ふいに夕立が襲います。

////// 秋
折りしも注ぐ秋の雨に 木更津舟の見え隠れ それも八つ見の橋の景
  人の行き交う日本橋に秋雨がふり、木更津舟が見え隠れします。

////// 冬
今日も急ぐか早立ちの 旅人しげき橋桁に 聞くだに寒き冬の雨

  早朝出立するため日本橋の橋げたを行き交う旅人たちを、冷たい冬の雨が見送ります。
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平成30年2月、日本舞踊協会東北6支部の代表・総勢9人で、新しい振付の「雨の四季」を踊りました。舞台うえに9名もの踊り手がいるわけですから、困ったことにひとりひとりの写真が、とても小さいです。もうしわけありません。(画像をクリックすると少しだけ、大きく表示されます)




////// 東北6支部代表
平成30年、日本舞踊協会「雨の四季」

中村芝延さん(青森県)
水木優吉さん (青森県)
水木愛歌さん(岩手県)
若柳ゆり恵さん (岩手県)
水木歌惣 (自分・宮城県)
花柳丈陽人さん(秋田県)
花柳優梓さん(山形県)
藤間乾誉さん(山形県)
花柳寿美衣代さん(福島県)



青森県の中村芝延さんは、国民文化祭(大分)の『日本舞踊の祭典』で、常磐津「粟餅」を踊ります。よろしければ。



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2018/11/11(日)『日本舞踊の祭典』
会場 iichiko総合文化センター(大分市高砂町2-33)※エリア 出会いの場
開場 9:30(開演 10:00)
入場 無料(入場券が必要です、下記へお問い合わせください)
お問い合わせ 070-7640-1172 / 097-529-6284
アクセス 大分駅より徒歩10分(駐車場300台※有料)
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踊り説明記事は水木歌惣と水木歌惣事務局の共作になります。コメントは水木歌惣、本文は水木歌惣事務局・上月まことが書いています。コピーや配布には許諾を得ていただくよう、お願いします。Copyright ©2018 KOUDUKI Makoto All Rights Reserved.







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